[VX] ウィンドウのサイズを変更する
VX標準のゲーム画面は、544×416と、昨今のゲーム画面と
比較すると決して大きくはない仕様になっています。
スクリプトで解像度を変更すると、最大で640×480まで
拡大できますが、それだけでは画面が乱れてしまい、スクリプトの
修正量が多いので、あまり現実的な対応ではありませんでした。
そこで、ウィンドウのサイズを変更できるようにし、解像度を
維持したまま大画面にすることができるよう、スクリプトを
改造しました。
スクリプト素材のダウンロードは↓
http://www.lm-t.com/blog/window_resize.zip
-----機能説明ここから-----
■基本情報■
1.機能概要
ウィンドウサイズ変更スクリプトは、ウィンドウモードで動作中の
ゲーム画面のサイズを変更することができるようになります。
VX標準のゲーム画面のサイズは横544px, 縦416pxですが、
それを拡大・縮小表示することで、ウィンドウモードでもかなり大きい
ゲーム画面でゲームをプレイすることができるようになります。
本スクリプトによって表示可能なウィンドウサイズは下記の通りです。
・標準サイズ(規定値)
・標準の1.5倍
・標準の2倍
2.ウィンドウサイズ変更機能のカスタマイズ方法
ウィンドウサイズ変更機能をカスタマイズするには、Configモジュール
に記述されているパラメータを変更することで行います。
設定するパラメータは下記の通りです。
(1) RESIZE_ENABLE
ウィンドウサイズ変更機能の有効状態を指定します。
trueを指定すると、ウィンドウサイズ変更が有効化されます。
falseを指定すると、ウィンドウサイズ変更が無効化されます。
通常、この値をfalseに設定する意味はありません。
(2) RESIZE_KEY
ここで指定したキーを押すことでウィンドウサイズを切り替えます。
詳細は4章で解説します。
3.ウィンドウサイズの変更方法
本スクリプトでのウィンドウサイズ変更方法には、下記の2種類の
方法が存在します。
・規定のキーを押すことでサイズを変更する (4章で解説)
・イベントから変更する (5章で解説)
4.規定のキーを押してウィンドウサイズを変更する
ConfigモジュールのRESIZE_KEYに指定されているキーを押すと、
自動的にウィンドウサイズが切り替わります。
RESIZE_KEYには、Input::XXX(※)の値を指定します。
ウィンドウサイズは、標準→1.5倍→2倍 の順で切り替わります。
2倍の次は、標準に戻ります。
RESIZE_KEYにnilを指定することで、この方式でウィンドウサイズを
変更する機能自体を無効化することができます。
※Input::DOWN, Input::A, Input::F5 など。
詳細は、RPGツクールVXのヘルプを参照してください。
5.イベントからウィンドウサイズを切り替える
イベントからウィンドウサイズを切り替えるには、
イベントの「スクリプト命令」を用いて行います。
書式は下記の通りです。
Resize.set(
size
)
(1) size
ウィンドウサイズを指定します。
下記のいずれかの値を指定してください。
・Resize::REGULAR
ウィンドウサイズを標準サイズにします。
・Resize::LARGE
ウィンドウサイズを1.5倍にします。
・Resize::XLARGE
ウィンドウサイズを2倍にします。
6.その他注意点など
(1) 1.5倍画面について
ユーザーのPC環境によっては、1.5倍画面の表示が非常に粗くなる
場合があります。これは、使用グラフィックボードの種類、または
そのドライバの設定内容によるものであり、不具合ではありません。
(2) ウィンドウサイズの設定の保存先
ウィンドウサイズの設定値は、「Game.ini」に保存されます。
ゲームの起動時にこのファイルより設定値が読み出され、
タイトル画面表示よりも前に設定が反映されます。
ウィンドウサイズ設定は、セーブデータごとに保持しているわけでは
ないことに注意してください。
(3) 現在のウィンドウサイズの設定値を取得したい場合
あまり需要のない機能だと思われるので詳細は書いていませんが、
イベントの「スクリプト命令」でResize.getを呼び出すと設定値を
取得することができます。
「$game_variables[1]=Resize.get」のように記述すると、変数に
設定値を読み出すことができます。
(4) フルスクリーンモードでウィンドウサイズ切り替え
フルスクリーン表示中にウィンドウサイズ切り替えを行っても、
画面が若干ちらつくだけで、効果はありません。
(設定値は保存されます)
■導入手順■
1.スクリプトの追加と置換
(1) 追加
以下のスクリプトは標準のスクリプトには存在しないものなので、
手動で追加する必要があります。スクリプトの名前は各ファイル名
から「.txt」を除いたものにしてください。
Config.txt
Resize.txt
ただし、過去に公開された拙作のスクリプト素材を導入済みで、
すでに同じ名前のスクリプトが存在する場合は、以下のコメントで
囲まれている部分を手動で追加してください。
#T14-055 NEW--->
#<--------------
(2) 置換
以下のスクリプトの内容を書き換える作業を行います。
Main.txt → Main
Scene_Base.txt → Scene_Base
上記で示したスクリプトに、以下のコメントで囲まれている部分を
手動で追加してください。
#T14-055 ADD--->
#<--------------
変更する箇所を間違えないように注意してください。
●注意
置換作業を行う前に必ずバックアップを取っておくようにしてください。
元のスクリプトの状況によっては、置換を行うことでスクリプトが
正常に動作しなくなることがあります。
2.必要ファイルの格納
同梱の「Resize.dll」を、Game.exeの存在するフォルダの配下に
コピーしてください。
-----機能説明ここまで-----
比較すると決して大きくはない仕様になっています。
スクリプトで解像度を変更すると、最大で640×480まで
拡大できますが、それだけでは画面が乱れてしまい、スクリプトの
修正量が多いので、あまり現実的な対応ではありませんでした。
そこで、ウィンドウのサイズを変更できるようにし、解像度を
維持したまま大画面にすることができるよう、スクリプトを
改造しました。
スクリプト素材のダウンロードは↓
http://www.lm-t.com/blog/window_resize.zip
-----機能説明ここから-----
■基本情報■
1.機能概要
ウィンドウサイズ変更スクリプトは、ウィンドウモードで動作中の
ゲーム画面のサイズを変更することができるようになります。
VX標準のゲーム画面のサイズは横544px, 縦416pxですが、
それを拡大・縮小表示することで、ウィンドウモードでもかなり大きい
ゲーム画面でゲームをプレイすることができるようになります。
本スクリプトによって表示可能なウィンドウサイズは下記の通りです。
・標準サイズ(規定値)
・標準の1.5倍
・標準の2倍
2.ウィンドウサイズ変更機能のカスタマイズ方法
ウィンドウサイズ変更機能をカスタマイズするには、Configモジュール
に記述されているパラメータを変更することで行います。
設定するパラメータは下記の通りです。
(1) RESIZE_ENABLE
ウィンドウサイズ変更機能の有効状態を指定します。
trueを指定すると、ウィンドウサイズ変更が有効化されます。
falseを指定すると、ウィンドウサイズ変更が無効化されます。
通常、この値をfalseに設定する意味はありません。
(2) RESIZE_KEY
ここで指定したキーを押すことでウィンドウサイズを切り替えます。
詳細は4章で解説します。
3.ウィンドウサイズの変更方法
本スクリプトでのウィンドウサイズ変更方法には、下記の2種類の
方法が存在します。
・規定のキーを押すことでサイズを変更する (4章で解説)
・イベントから変更する (5章で解説)
4.規定のキーを押してウィンドウサイズを変更する
ConfigモジュールのRESIZE_KEYに指定されているキーを押すと、
自動的にウィンドウサイズが切り替わります。
RESIZE_KEYには、Input::XXX(※)の値を指定します。
ウィンドウサイズは、標準→1.5倍→2倍 の順で切り替わります。
2倍の次は、標準に戻ります。
RESIZE_KEYにnilを指定することで、この方式でウィンドウサイズを
変更する機能自体を無効化することができます。
※Input::DOWN, Input::A, Input::F5 など。
詳細は、RPGツクールVXのヘルプを参照してください。
5.イベントからウィンドウサイズを切り替える
イベントからウィンドウサイズを切り替えるには、
イベントの「スクリプト命令」を用いて行います。
書式は下記の通りです。
Resize.set(
size
)
(1) size
ウィンドウサイズを指定します。
下記のいずれかの値を指定してください。
・Resize::REGULAR
ウィンドウサイズを標準サイズにします。
・Resize::LARGE
ウィンドウサイズを1.5倍にします。
・Resize::XLARGE
ウィンドウサイズを2倍にします。
6.その他注意点など
(1) 1.5倍画面について
ユーザーのPC環境によっては、1.5倍画面の表示が非常に粗くなる
場合があります。これは、使用グラフィックボードの種類、または
そのドライバの設定内容によるものであり、不具合ではありません。
(2) ウィンドウサイズの設定の保存先
ウィンドウサイズの設定値は、「Game.ini」に保存されます。
ゲームの起動時にこのファイルより設定値が読み出され、
タイトル画面表示よりも前に設定が反映されます。
ウィンドウサイズ設定は、セーブデータごとに保持しているわけでは
ないことに注意してください。
(3) 現在のウィンドウサイズの設定値を取得したい場合
あまり需要のない機能だと思われるので詳細は書いていませんが、
イベントの「スクリプト命令」でResize.getを呼び出すと設定値を
取得することができます。
「$game_variables[1]=Resize.get」のように記述すると、変数に
設定値を読み出すことができます。
(4) フルスクリーンモードでウィンドウサイズ切り替え
フルスクリーン表示中にウィンドウサイズ切り替えを行っても、
画面が若干ちらつくだけで、効果はありません。
(設定値は保存されます)
■導入手順■
1.スクリプトの追加と置換
(1) 追加
以下のスクリプトは標準のスクリプトには存在しないものなので、
手動で追加する必要があります。スクリプトの名前は各ファイル名
から「.txt」を除いたものにしてください。
Config.txt
Resize.txt
ただし、過去に公開された拙作のスクリプト素材を導入済みで、
すでに同じ名前のスクリプトが存在する場合は、以下のコメントで
囲まれている部分を手動で追加してください。
#T14-055 NEW--->
#<--------------
(2) 置換
以下のスクリプトの内容を書き換える作業を行います。
Main.txt → Main
Scene_Base.txt → Scene_Base
上記で示したスクリプトに、以下のコメントで囲まれている部分を
手動で追加してください。
#T14-055 ADD--->
#<--------------
変更する箇所を間違えないように注意してください。
●注意
置換作業を行う前に必ずバックアップを取っておくようにしてください。
元のスクリプトの状況によっては、置換を行うことでスクリプトが
正常に動作しなくなることがあります。
2.必要ファイルの格納
同梱の「Resize.dll」を、Game.exeの存在するフォルダの配下に
コピーしてください。
-----機能説明ここまで-----
この記事へのコメント
蓮賀(はちすか)と申します。
こちらのスクリプトをお借りいたしました
ので、ご報告とお礼に参りました。
Windows7へ移行してから、フルスクリーン
モードでアスペクト比が固定できなくなり、
困っておりましたところ、このスクリプトと
出会いました。
PC環境のせいか一瞬チラつくこともあります
が、キャラチップ素材の動作確認などに
大変重宝しております。
ありがとうございました!
ところで、当方のブログより リンクを
張らせていただきたいのですが、よろしいで
しょうか? 特に記述はないようですので
念のためにお伺いさせていただきますね。
お手数をお掛けして申し訳ありませんが、
ご回答をいただけると嬉しいです。
長きに亘るRGSS2素材の制作&サポート、
お疲れ様でした<(_ _)>
はじめまして。お返事遅くなり申し訳ありません。
スクリプトご使用の連絡ありがとうございました。
ご質問のリンクの件ですが、当ブログのページでしたらどのページに
リンクを張っていただいても問題ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
蓮賀です。
ご回答、ありがとうございました!
それではTopページにリンクを張らせていただきますね。
多少なりとも訪問者UPに貢献できると良いのですが。
それでは失礼いたします。
一例とか、画像付きで説明した方が良いレベル