[VX] クリティカルヒットを詳細設定する

VXの標準システムでは、クリティカルヒットに関する設定項目が
少なく、自由度が低い仕様になっていました。
そこで、クリティカルに関連する機能を拡張し、ゲームシステム
構築の自由度を引き上げました。

画像


スクリプト素材のダウンロードは↓
http://www.lm-t.com/blog/critical_ex.zip

-----機能説明ここから-----
■基本情報■
1.機能概要
 クリティカル機能拡張スクリプトは、クリティカルヒットに
 関連する詳細な設定を行うことができるようにし、より柔軟な
 ゲームシステムの設計を行うことができるようにするものです。

 このスクリプトを導入することで、例えば下記のような仕様の
 ゲームを構築することができるようになります。

 ・アクター・敵キャラごとにクリティカルの発生率を変更する
 ・当たりにくいけど当たれば必ずクリティカルの武器を作成する
 ・頻繁にクリティカルの発生するステートを作成する
 ・全くクリティカルが発生しないステートを作成する
 ・クリティカル発生時のダメージ量を調整する
 ・クリティカル発生時にアニメーションを再生する(音のみも可)


2.カスタマイズ方法
 クリティカル機能拡張のカスタマイズ方法は、複数存在します。
 下記にカスタマイズ方法の種類を記載します。

 ・Configモジュールの記述を変更する (3章)
 ・データベース「敵キャラ」からの設定 (4章)
 ・データベース「武器 / 防具 / ステート」からの設定 (5章)
 ・イベントのスクリプト命令からの設定 (6章)


3.Configモジュールからの設定
 Configモジュールに記述されているパラメータの意味と設定値を
 下記に記載します。

 (1) CRI_ACTOR_CRITICAL_RATE
  アクターのデフォルトのクリティカル率を指定します。
  この値は 0~100 の範囲で指定してください。
  単位は%(パーセント)です。
  VX標準のデフォルト値は 4% です。

 (2) CRI_ACTOR_DAMAGE_RATIO
  アクターのクリティカル時ダメージ倍率を指定します。
  この値は 1~100 の範囲で指定してください。
  単位は「倍」です。
  VX標準のデフォルト値は 3倍 です。

 (3) CRI_ENEMY_CRITICAL_RATE
  敵キャラのデフォルトのクリティカル率を指定します。
  この値は 0~100 の範囲で指定してください。
  単位は%(パーセント)です。
  VX標準のデフォルト値は 10% です。

 (4) CRI_ENEMY_DAMAGE_RATIO
  敵キャラのクリティカル時ダメージ倍率を指定します。
  この値は 1~100 の範囲で指定してください。
  単位は「倍」です。
  VX標準のデフォルト値は 3倍 です。

 (5) CRI_ANIME_WHEN_CRITICAL
  クリティカル発生時、攻撃された側に表示するアニメーション
  を指定します。表示したいアニメーションのIDを指定して
  ください。この値に nil を指定すると、アニメーションを
  表示しません。(VX標準の動作)

 (6) CRI_WAIT_WHEN_CRITICAL
  クリティカル発生時、待機する時間を指定します。
  この値は 1~600 の範囲で指定してください。
  単位は フレーム です。
  VX標準は 20フレーム です。

 (7) CRI_RESOLVE_CONFLICT_T14_049
  拙作のRGSS2素材「バトルスピード変更スクリプト
  と併用する場合の競合問題を解決するかどうかを指定します。
  上記素材を導入済みの場合のみ true を指定してください。


4.敵キャラごとにクリティカル率 / ダメージ倍率を設定する
 Configモジュールでは、全ての敵キャラに共通の値を設定
 できましたが、敵キャラ単位で異なる値を設定したい場合は、
 データベース「敵キャラ」のメモ欄に、下記のように記述
 します。

 (1) クリティカル率を設定する場合
  画像

 (2) クリティカル発生時ダメージ倍率を設定する場合
  画像

 (3) 両方を設定する場合
  画像

 クリティカル率は %単位、0~100の整数で指定してください。
 ダメージ倍率は 「倍」単位、1~100の数値で指定してください。
 数値でない値を入力するとバトル中にエラーが発生するので
 注意してください。


5.武器 / 防具 / ステート への設定
 装備している武器・防具、または掛かっているステートに応じて
 クリティカル率、ダメージ倍率を変動させたい場合があります。
 このようなケースの場合、それぞれのデータベースのメモ欄に、
 下記のように記述します。

 (1) クリティカル率を変動させる場合
  画像

 (2) クリティカル発生時ダメージ倍率を変動させる場合
  画像

 (3) 両方を変動させる場合
  画像

 クリティカル率、ダメージ倍率共に、アクター、敵キャラに
 設定されているクリティカル率、ダメージ倍率への加算に
 なります。値を減らしたい場合はマイナス値を指定できます。

 最終的な結果は、
 クリティカル率は 0~100 の範囲内に、
 ダメージ倍率は 1~100 の範囲内に収まるようになります。

 数値でない値を入力するとバトル中にエラーが発生するので
 注意してください。


6.イベントのスクリプト命令からの設定
 スイッチや変数、その他特定の条件によってアクター、または
 敵キャラのクリティカル率、ダメージ倍率を変更したい場合は
 イベントのスクリプト命令から設定を変更できます。

 [アクターのクリティカル率を設定する]
 Ex.set_actor_critical_rate(
  actor_id,
  rate
 )


 [アクターのクリティカル時ダメージ倍率を設定する]
 Ex.set_actor_critical_damage(
  actor_id,
  damage
 )


 [敵キャラのクリティカル率を設定する]
 Ex.set_enemy_critical_rate(
  enemy_index,
  rate
 )


 [敵キャラのクリティカル時ダメージ倍率を設定する]
 Ex.set_enemy_critical_damage(
  enemy_index,
  damage
 )


 (1) actor_id
  設定を変更するアクターのIDを指定します。

 (2) enemy_index
  設定を変更する敵キャラのインデックスを指定します。
  -1 を指定すると、全ての敵キャラに対して設定します。

 (3) rate
  クリティカル率を指定します。
  単位は %(パーセント)、0~100の範囲で指定してください。

 (4) damage
  クリティカル発生時ダメージ倍率を指定します。
  単位は 倍、1~100の範囲で指定してください。

 アクターへの設定の場合、一度設定を変更すると、値は
 セーブデータに記録されます。設定値を元に戻すには、同じ
 アクターに元の値を指定するか、メンバーの入れ替え時に
 「初期化」を行います。

 敵キャラへの設定は、バトル時のみ行えます。
 それ以外のシーンで設定を行っても、値は反映されません。
 また、アクターとは異なり、敵キャラへの設定変更は、バトルが
 終了すると、元の設定値に戻ります。


7.その他の注意事項
 (1) 敵キャラのクリティカルについて
  本スクリプトの設定により、敵キャラのクリティカル率を
  上げても、データベース「敵キャラ」で「クリティカルあり」
  のオプションにチェックを入れておかないと、その敵キャラ
  からクリティカルが発生することはありません。


■導入手順■
1.導入前の準備
 このスクリプトは

 ・拡張オプションスクリプト

 上記スクリプトを最初に導入しておいてください。
 すでに導入済みの場合はこの作業を省略できます。


2.スクリプトの追加と置換
 (1) 追加
  以下のスクリプトは標準のスクリプトには存在しないものなので、
  手動で追加する必要があります。スクリプトの名前は各ファイル名
  から「.txt」を除いたものにしてください。

  Config.txt
  Ex.txt

  ただし、過去に公開された拙作のスクリプト素材を導入済みで、
  すでに同じ名前のスクリプトが存在する場合は、以下のコメントで
  囲まれている部分を手動で追加してください。

  #T14-058 NEW--->
  #<--------------

 (2) 置換
  以下のスクリプトの内容を書き換える作業を行います。

  Game_Actor.txt  → Game_Actor
  Game_Battler.txt → Game_Battler
  Game_Enemy.txt  → Game_Enemy
  Scene_Battle.txt → Scene_Battle

  上記で示したスクリプトに、以下のコメントで囲まれている部分を
  手動で追加してください。

  #T14-058 ADD--->
  #<--------------

  変更する箇所を間違えないように注意してください。

 ●注意
 置換作業を行う前に必ずバックアップを取っておくようにしてください。
 元のスクリプトの状況によっては、置換を行うことでスクリプトが
 正常に動作しなくなることがあります。
-----機能説明ここまで-----

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 9

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック